16世紀末のイタリアにおいて、古代ギリシア劇の研究が行われた。⇒オペラが成立。
最初のオペラは『ダフネ』 (台本;リヌッチーニ・作曲;ペーリ)
現存する最古のオペラは『エウリディーチェ』 (台本;リヌッチーニ・作曲;ペーリとカッチーニ)
16世紀末に「カーメラータ」というグループが、古代ギリシア悲劇を復興しようとした。
「カメラータ」は『古代ギリシア人は朗読ではなく、歌によって古代ギリシア悲劇を上演していたのではないか』と考え、試行錯誤の末に音楽劇を生み出した
「カメラータ」は、古代ギリシア音楽を『一本の旋律からなり、その旋律は歌詞のリズムや抑揚に忠実だった』と考え、「通奏低音の伴奏で一人の歌手が語りと歌の中間のような旋律を歌う」というモノディを生み出した
オペラ成立以前の中世キリスト教教会においても、典礼劇と聖史劇という音楽劇があった
15世紀末、インテルメーディオという楽器や合唱を伴う劇が生まれる。インテルメーディオは劇の合間に行われる余興で、音楽がふんだんに使用され音楽と演劇の融合がなされた。
上記の二つがオペラ誕生の下地となった。